本部道場 10月13日の練習風景

この日は全日本空手道連盟指定形(以下、全空連指定形) バッサイ大を稽古しました.


写真は、交差立ち支え受けの説明をしている場面です。


バッサイ大は糸東流系統の流派では避けては通れない形で、芦屋空手道協会では審査会で初段以上の受験者の多くがこの形を打つことになります。

この形は大部分が基礎的な動作で構成されており、平安シリーズと比較して一気に難しくなりますので、正しく基本を習得しているかどうかが現れやすい形だと思います。



この日の練習では、全空連指定形 バッサイ大の正確な動作の練習と、

バッサイ大という形を通じて、日々行っている基本稽古の注意点を丁寧に練習しました。



ちなみに、このバッサイという形は、全国共通の全空連指定形 バッサイ大と、それとは別に、芦屋空手道協会が属している日本空手道 糸洲会にも「抜砦(大)」「抜砦(小)」「松村抜砦」「石嶺抜砦」「松茂良抜砦」と5種類のバッサイがあります。

それぞれに特徴があり、全空連指定形と立方から違うので、それぞれ正しく分けて習得する必要があります。

形の種類が多いのも糸洲会の特徴でもありますので、道場生の皆様は焦らずに、じっくり時間をかけて習得していただければいいと思います。



文:芦屋空手道協会 本部指導員 岸本