本部道場 3月 練習にて

この日の練習は『空手の動作はいった何をしているか?を再確認する』をテーマに、基本稽古・移動稽古・型稽古とも、一つ一つ動作を実演をしながら進めました。



特に受け技は、1本組手が審査に必要な人もいるので丁寧に解説しました。


数ある受け技の中でも、横受けは特に難しい受け技ではないでしょうか。

一本組手でも苦手にしている人が多いようです。

しかし、慌てずに動作の手順を踏めば、ちゃんとできるようになりますので、その説明は特に丁寧に行いました。

説明した後は、一人ひとり微調整していきます。

この後、基本稽古と合わせて姿勢の作り方も時間をかけて練習しました。


実演をして・説明をして・一人ひとり微調整をして上手くなったことを実感してもらって の繰り返しです。


この写真にも表れていますが、この日の練習は全員とてもモチベーションが高いまま、最後まで説明をすごく真剣に聞いて練習していました。

少年部だけではありません、一般部もすごく熱心に説明を聞いて、練習に臨まれていました。

汗だくになりながら目が輝いています。


本記事の写真は、全て片山指導員が撮ってくださっているのですが、特にこの写真は「全員の前屈立ちの後ろ足がビシッと揃っていてとても綺麗だったので思わず撮った」のだそうです。


ただキレイに動こうとする のではなく、どういう動作をするべきか が体感的に理解できると、自然と綺麗な動きになるというのは、空手は本当によくできているな、と思います。

四股立ちも同じく、とても綺麗に揃っていて皆さん上半身の姿勢も良いです。

いい姿勢が出来てくると自然と集中力も高まるようで、しっかり汗をかきながらも皆さん動きがどんどんよくなり、最後まで大変活気と気合に満ちた練習となりました。



文:芦屋空手道協会 本部指導員 岸本